逆探知って!?
 

ついこのまえ「99%の誘惑」という推理小説を読んだ。
誘拐から身代金の要求。
そこで出てくるいろんな最先端の犯罪テクニック。
犯人は警察を翻弄し、ついには身代金を手に入れる。
警察は身代金要求の電話の時間が短いために犯人の居場所がわからず
突き止められない。
・・・・・

サスペンスドラマなんかでよく出てくる逆探知。
話によれば、30秒くらいで逆探知ができるとか・・・

「電話をもっと引き伸ばせ!」
「すみません、逆探知できませんでした。あともう少しだったんですが・・・」
なーんてよく出てくるパターンだが・・・
 
でもちょっと考えてみてほしい

今では携帯電話で電話すると、ナンバーディスプレイでまず先に相手先がわかる。
家の電話でも同じこと。
非通知にしたら、「表示」はされないけど、「表示」してないだけだから電話会社は当然わかってると考えるのが自然。

もし、警察から逆探知の要求が電話会社に事前にあったとしたら、実際どうか?

「そりゃ、電話に出る前にどこからかかってるのかわかるに決まってるだろ!」



本当の捜査だったらこんな感じ


息子を誘拐された被害者宅に電話がかかる

プルルルルル・・・
警部「ちょっと電話に出るのは少し待ってください」
警察A「警部!090-○○○○-××××、千代田区○○町□□丁目あたりから携帯電話です。」
警部「よし、すぐそっちに人をやれ」
・・・・・
警部「はいいいですよ。じゃあ電話に出てください」
被害者「もしもし、息子は無事なんでしょうか。声を聞かせてください・・・・」
犯人「心配ありませんよ。息子さんは無事です・・・・」
警部「三十代くらいの男の声だ」
警察B「車の中から電話をしている30代くらいの男を発見。なんと話しているのか口元を見てみます」
・・・・・・
犯人「だから息子さんのことは心配ありませんよ。○○さん。旧札で1000万の金の準備はできましたか」
警察B「○○さんと今言ったようです」
警部「間違いないそいつだ!すぐ取り押さえろ!」
犯人「おっと、そろそろ一旦切らないと逆探知されてしまいそうです・・・・(ドンドン)・・・・あれ?」
警察B「動くな!」
・・・・・



なーんて感じだろうな(^^;)


しかしドラマでいつまでこんなことやるんだろうかね