感動をくれた日本の滝 77選  



北海道編
東北編 
関東編 
中部編 
近畿編 
中国編 
四国編 
九州編 




北海道編

銀河・流星の滝
 日本の滝百選



銀河の滝(落差120m)左
流星の滝(落差90m)右
100m級の滝が二本並んで見えるというのはやはり素晴らしい

感動度 ★★★
羽衣の滝・敷島の滝
 日本の滝百選



天人峡の滝
羽衣の滝(落差250m)の落差は見事というほかない。
一方、敷島の滝は落差は低いものの豪快で迫力に圧倒された

感動度 ★★★★


社台の滝



落差100m、幅100m
悪魔の顔と言われる滝。
ここは熊の巣窟であってとにかく見れただけで感動もの。

感動度 ★★★
インクラの滝
 日本の滝百選



気持ちの良い滝見道を小一時間。ヌメッとした変った岩盤から落差45mの滝が落ちる。

感動度 ★★★
飛竜、賀老の滝
 日本の滝百選



幅35m落差70m
大水量で凄い水飛沫。
滝見道を降りていくと、まだ滝が見えない場所にもかかわらず下流である川に虹がかかって見えていた。
いつか良いタイミングに訪れ、滝にかかる大きな虹に出合ってみたいものだ。

感動度 ★★★★






東北編

茶釜の滝
(秋田県)
日本の滝百選



落差100m
夜明島渓谷を下流側から多くの滝を見ながら川の中をジャブジャブ進み梯子を登り、2時間ほど進んでいった最後のクライマックスがこの茶釜の滝。
熊に対する注意は必要だが、紅葉とあいまって感動はmax

感動度 ★★★★★
桃洞の滝
(秋田県)



これぞ自然の神秘
本当に言葉がありません

感動度 ★★★
安の滝
(秋田県)
日本の滝百選



落差上段60m下段30m
美しい流れを持ち、紅葉や虹を合わせれば感動も倍増すること間違いなし

感動度 ★★★★
滑川大滝
(山形県)
日本の滝百選



落差100m
遠望ではユニークな優しい姿をしていてそれだけで素晴らしいが、滝下に行くと様相は一変。水飛沫で大迫力の滝となり、そこは大瀑布を独り占めできる至極の空間となる

感動度 ★★★★★


幕滝
(福島県)



落差30m
滝見道では随所から温泉が噴き出し、滝は随所から伏流水が落ちる

感動度 ★★★
三条の滝
(福島県)
日本の滝百選



落差100m、幅30m
尾瀬を源流として、日本一の水量と言われる。滝下に行ければもっと感動することは間違いないだろう

感動度 ★★★






関東編

袋田の滝
(茨城県)
日本の滝百選



落差120m
日本三名瀑の一つであり、形は独特で美しい滝姿。迫力も一級品。ただ人の手が入りすぎている

感動度 ★★★★
華厳の滝
(栃木県)
日本の滝百選



落差97m
日本三名瀑のひとつ
虹も見られ、どこから見ても美しいが、明智平からの遠望が最もお気に入り
観光用に水量調節されており、人が多いのが気にかかる

感動度 ★★★★


月虹撮影済
湯滝
(栃木県)



落差75m幅45mを滑るように流れ落ちる。
十代の頃に初めて訪れ、華厳の滝よりも感動したという記憶が残っている

感動度 ★★★
棚下不動滝(雄滝)
(群馬県)
日本の滝百選



落差45m
裏見の滝であり、その裏側の空洞は日本一の広さ。
滝裏に入ると崩れてくるのではないかと心配になった。

感動度 ★★★
常布の滝
(群馬県)
日本の滝百選



落差40m
独特の岩の色が印象的。下流からは温泉が出ており、水は強酸性で魚も住まない。

感動度 ★★★
嫗仙の滝
(群馬県)



落差35m
独特の顔を持つ滝で、右半分が赤く左半分が黒い。

感動度 ★★★






中部編

惣滝
(新潟県)
日本の滝百選



落差80m
妙高の荒々しい断崖から落ちてきた多量の水は人を滝壺へ寄せ付けず、撮影は容易ではない。
また、周囲からはいくつものお湯が沸きだし、多くの野湯が存在しており、特に有志の方が作られたという滝下の湯は野趣あふれ、感動的なものだった。
野湯とあわせて星5つ。

感動度 ★★★★★


月虹撮影済
苗名滝
(新潟県)
日本の滝百選



落差55m
惣滝と同じく妙高山の山麓にあり、豊富な水が大量に落ちてきて壮大な虹をかける。
また、秋は紅葉で美しい。

感動度 ★★★★


月虹撮影済


称名滝
(富山県)
日本の滝百選



落差350m
日本最大落差を誇る滝
4段の滝でそれぞれの落差は上から70m/58m/96m/126mずば抜けたスケール感だ。
そもそも立山を源流とするこの谷自体ののスケールはとても壮大で、日本にいるような気がまるでしなかった。
さらに雪解け時期には右側から落差500mのハンノキ滝が現れる。
その雪解け時期の夕方には大きな虹を見ることが出来るが、一方で月虹撮影は難しく、何度も足を運ぶことになった。
ただしクマ出没情報アリ。

感動度 ★★★★★


月虹撮影済
北精進ヶ滝
(山梨県)
日本の滝百選



落差120m
苦労の末にたどり着いた滝下は白砂で水飛沫にあふれる気持ちの良い空間となっていた。
しかし下に九段の滝を従えた遠望も素晴らしく、二度おいしい滝だ

感動度 ★★★★★
米子大瀑布
(長野県)
日本の滝百選



不動滝(右:落差86m)
権現滝(左:落差76m)

二本の直瀑の揃い踏み。
秋の紅葉時期は相当きれいなんだろうと思う。
早朝、不動滝に虹がかかっていた。

感動度 ★★★
根尾の滝
(岐阜県)
日本の滝百選



落差63m
巌立峡の最深部に控える秘境感の高い滝。
ここを初めて訪れた滝初心者の私は無謀にも夕方に出発したため、返ってくる際に周囲が真っ暗になって携帯電話の明かりだけが頼りだったことを思い出す。

感動度 ★★★★
天神滝
(静岡県)



落差70m、2段
滝友と訪れたこの滝は自力では決して行けない滝だった。
目の前に落差のある滝が現れ、周囲の緑と花々が美しくて感動を覚えた。

感動度 ★★★






近畿編

風折滝
(三重県)



落差80m
遡行で苦労した後に現れる垂直の大瀑布。
滝壺の水もきれいで、水量が少ない時は滝身が風に揺れる。

感動度 ★★★★★
大熊谷不動滝
(三重県)



落差60m
大熊谷を遡上していくと突然視界が開けてこの滝を見ることが出来て感動した。
ところがこの後、急な雷雨にあう羽目になり、この上の夢幻滝を断念せざるを得なくなった。
いつか必ずリベンジするつもり

感動度 ★★★
六十尋滝
(三重県)



落差50m
初めて大杉谷を訪れるという朝に立寄ったところ、見事な虹が出迎えてくれたことが深く記憶に残っている。
その日に百選滝全踏破を達成した。

感動度 ★★★


月虹撮影済
ニコニコ滝
(三重県)



落差100m
大杉谷には多くの巨瀑があるが、千尋滝でも七ツ釜滝でもなく、このシシ淵からのニコニコ滝の遠望が大杉谷で一番感動する景色だった。
正面から見るとごく普通の高い滝なのだが

感動度 ★★★★
小木森滝
(三重県)



落差140m
はるか6km離れた街や国道からも遠望できる二段の巨瀑で、写真の中段のテラスは日あたりが良く虹が見られるうえに水飛沫を浴びながら遠く街まで遠望できるという本当に至極の空間だった

感動度 ★★★★★
布引の滝
(三重県)
日本の滝百選



落差53m
丸みを帯びたスベスベの岩肌に糸を垂らしたような優しい流れ。深い緑の滝壺。この滝にはどこにも荒々しさは無くどこまでも女性的で、それでいて立派だ。
こんな女性に癒されたいと思うのは私だけだろうか。

感動度 ★★★
屏風滝
(三重県)



落差100m
約3時間におよぶ道程の末、はるか上方に見えてくるこの滝はさらに高い屏風岩と相対して落ちてくるところがとても個性的。
道迷いして途方に暮れたことも忘れがたい。

感動度 ★★★★
霧ヶ滝・赤滝
(兵庫県)



落差70m
霧ヶ滝渓谷を1.5時間。正面に見えてくる霧ヶ滝は岩肌が黒く、そして下部は三日月型で赤くなっていて、それがよだれを垂らしながら笑っている悪魔の口の様にも見えた。
そしてさらに2時間先に進むと落差60mの赤滝という紅葉に映える滝にも出合うことが出来る。
尚、霧ヶ滝へ行く途中で熊に遭遇した

感動度 ★★★★



シワガラの滝
(兵庫県)



落差8m
外側から洞窟の中に向かって落ちてくる滝で、奇抜な形を見せてくれる。苔がとてもきれいだったことも印象に残っている。現在ではかなり有名になってしまったが、秘瀑と言われている滝だ。

感動度 ★★★★
天滝
(兵庫県)
日本の滝百選



落差98m
まさに天から落ちてくるような滝で上部は直瀑、下部は末広がりの分岐瀑という美しいスタイルの滝となっている。
秋の紅葉も美しい。

感動度 ★★★★


月虹撮影済
迷滝
(奈良県)



落差80m
二条の滝がゴツゴツした岩肌を左右に跳ねながら落ちてくる。
滝見テラスがありそこの居心地がとても良かった。
水が多い時に行くのが良さそうだ。

感動度 ★★★
赤ナメクチキの滝
(奈良県)



落差40m
上多古川矢納谷。ハードな道程の末に現れる二本の個性的な滝。滝友に案内頂いた。
岩肌は赤く左側の本流の滝はなるほど赤滑。滝壺の小さな苔の島が印象に残った。

感動度 ★★★
双門大滝
(奈良県)
日本の滝百選



落差80m
鎖場やハシゴ32本を含む4時間以上に及ぶハードな道程を越えてやっとたどり着く双門のテラス。
その凄さは滝そのものと言うよりも左岸に見える仙人ーの大岩壁にある。その垂直の絶壁は見るもの全てを圧倒する。

感動度 ★★★★★
西の滝
(奈良県)



落差150m
大台ヶ原にある巨瀑の一つで、隣に見える百選滝の中の滝よりもこちらの方が個性的で私の心を打つ滝だった。
滝見尾根からは中の滝と合わせ西の滝の全貌を遠望することが出来る。

感動度 ★★★★
隠れ滝
(奈良県)



落差100m
国道から僅か50m程度しか離れていないのに、これほど巨大な滝が隠れていることに本当に驚いた。
滝壺が甌穴になっているのも面白い。

感動度 ★★★★
千尋の滝
(奈良県)


落差100m
国道から徒歩15分。案内も何もない獣道を進むと谷が急に開けて豪快に落ちるこの滝が現れ大変驚いた記憶がある。
これほど離れているのに気が付くとレンズはびっしょりで、感動の滝見となった。

感動度 ★★★★★

月虹撮影済
不動七重の滝
(奈良県)
日本の滝百選



落差100m
深い谷に落ちるこの滝は遠くから見ても豪快で、この日は遠望でも虹を見ることが出来た。
谷を遡上して滝のそばに行くこともできる。
尚、この写真の上に二段隠れている

感動度 ★★★
那智大滝
(和歌山県)
日本の滝百選



落差133m
日本三名瀑の一つであり、世界遺産でもある。
この滝が人が多いにもかかわらず素晴らしいのは、この滝が那智大社の御神体であって荘厳さに満ちているからだと思う。
この滝でどうしても月虹を撮りたいがために何度も何度も足を運ぶことになった。

感動度 ★★★★★


月虹撮影済





中国編

雨滝・筥滝
(鳥取県)
日本の滝百選



雨滝:落差40m
筥滝:落差40m

二本の滝は近いところにあって全く異なる姿の美しさを見せてくれ、さらにいずれの滝も虹を見ることが出来るということが素晴らしい。
そして私に紅葉と月虹のコラボを初めて見せてくれた滝でもあった。

感動度 ★★★


月虹撮影済(両滝)


三滝渓
千丈滝−白糸滝

(鳥取県)



千丈滝:落差80m
白糸滝:落差70m

三滝渓には10本以上の滝が落ちているが、特に紅葉時期の千丈滝・白糸滝は素晴らしい。
千丈滝は二段の滝に見えて、実は二つの川が下の滝の中ほどでY字に合流しているという特殊な形態をとっている。
千丈滝から先はアクセスが厳しいところだが、右俣上流を遡ると、大きなチョックストンが挟まっている不動滝(落差15m)に続き、雄大な白糸滝を見ることが出来る。
ただ、千丈滝から上流は現在通行止めとなっている。

感動度 ★★★★★


北谷雨滝
(鳥取県)



落差推定60m
上部は斜瀑、下部は裏見の直瀑となっていてベールのような水を落とす美しい滝。
V字のゴルジュ遡行、滝登りなどの難関を越えてやっとたどり着きこの滝が見えた時の感動は今も忘れられない。
普段水が少ないが、逆に多いとアクセスが大変で、訪れるタイミングは非常に難しい。

感動度 ★★★★
船上山-千丈滝
(雄滝・雌滝)
(鳥取県)


雄滝(左):落差109m
雌滝(右):落差90m

船上山には屏風岩と言われる絶壁が600mに渡って続いているが、そのうちの千丈のぞきと言われる2畳ほどのスペースから眺める二本の滝は百選滝である銀河流星滝や米子大瀑布に勝るとも劣らない。
ただし雄滝は枯れることも多く、水量が安定しているのは雪解け時期のみ。

感動度 ★★★★★
龍頭ヶ滝
(島根県)
日本の滝百選



落差40m
私が滝巡りのきっかけとなった滝で裏見の滝の形体をとる。
滝裏からの眺めも美しい。
月虹を初めて私に見せてくれた滝でもあった。

感動度 ★★★★★


月虹撮影済
神庭の滝
(岡山県)
日本の滝百選



落差110m
中国地方最大級の滝。
私にとっては幼少のころから滝と言えば神庭の滝だった。

感動度 ★★★
霧降滝・立石滝
(広島県)



霧降滝:落差120m
立石滝:落差50m

残念ながらこの二つの滝は雨後にしか現れない。
下帝釈は石灰岩の台地なので、水が地下にすぐに吸い込まれてしまうのだ。
多めの雨のタイミングを待って下帝釈の高い台地から谷底に降り、川の中を腰まで水に入りながら遡行することでやっと目の前に見ることが出来る二本の滝。
霧降滝は別名「幻の滝」および「奇跡の滝」と呼ばれる。

立石滝は花面公園から遠望することも可能だが一方霧降滝は谷底まで降りないと遠望することさえできない。
初めて目の前にしたときはとても感動した。

感動度 ★★★★


鬼釜の滝
(広島県)



落差15m
上の霧降滝・立石滝と同じく下帝釈にあり、洞窟の中に穴から水が落ちてくる滝。
雨量が少ないと枯滝で、一方水が多いとアクセスが厳しく撤退を余儀なくされるため、これまで何度もチャレンジした。
深くて狭いゴルジュと洞窟で出来た鬼釜の造形は素晴らしく、大きな感動をえることができるのだが(下の写真の左側の靄のようなところが滝)、残念ながら現在は上流の川が底抜けし、雨後でもほとんど水が落ちてきていないようだ。

感動度 ★★★★★







四国編

高瀑
(愛媛県)



落差132m
石鎚山の西方に位置し、中四国九州の中で一番高い滝であり、その無骨で垂直な崖の高さに圧倒される。
そして水量が少ないということ、標高が高いということ、北向きであるということから見事な氷瀑を見せてくれることでも有名だ。その氷の高さ厚みそして青さには感動を覚えずにはいられない。

感動度 ★★★★★(氷瀑)


滑川渓谷-奥の滝
(愛媛県)



落差10m
奥の滝はその滝そのものというよりも三方にひかえる「龍の腹」と呼ばれる崖の造形のすばらしさで、ここに立つと不思議な感覚に包まれる。
どうしてこんな丸い優しい崖が出来たのかとても不思議で、そしてその崖が冬期になると丸い崖からとがった針のようなツララが連なってぶら下がるのだ。
優しい女性にも棘ができるという感じか

感動度 ★★★


御来光の滝
(愛媛県)
日本の滝百選



落差102m
石鎚山の南方に位置する滝で高瀑と西ノ冠岳を挟んで反対側になる。南東方向に向いているので晴れていれば虹が見られる確率が高く、紅葉もとてもきれいなところだ。
石鎚スカイラインから遠く4km先に遠望することもできる。
訪れたこの日は雨後の曇り空。大水量で苦戦したが、その石鎚スカイラインから片道3時間強でなんとか滝下までたどり着くことが出来た。
達成感が感動を大きくする。

感動度 ★★★★
轟の滝
(高知県)
日本の滝百選



落差82m
なんと見事な三連の釜だろう。その造形の凄さに驚いた。

感動度 ★★★
銚子滝
(高知県)



落差60m
道路から下半分は見えているのでさほど気にしていなかった滝だったが、右岸をロープを頼りにトラバースして回り込んで滝の全貌が見えた瞬間、その迫力と美しさに惚れこんでしまい、長時間その場所に釘付けになった。

感動度 ★★★★
にこ淵
(高知県)


落差7m
程野の滝群には多くの巨瀑があるが、その中で一番印象に残っているのがこの小さなにこ淵だ。
なんといっても仁淀ブルーの日本一美しい滝壺といわれるこの色彩に感動した。
ただ現在はテレビで紹介され階段がつくられ、すっかり観光地化してしまい感動が薄くなっている。

感動度 ★★★





九州編

鍋ケ滝
(熊本県)



落差10m
見事な裏見の滝で滝裏から見た水のカーテンの幅の広さは日本最大級。
清涼飲料水のCMで一躍有名になった滝で、岩の上に松嶋菜々子がいることを思わず想像していまった。

感動度 ★★★
五老ヶ滝
(熊本県)



落差50m
見事な直瀑で見事な滝壺。そして水飛沫も大きく見事な虹を見せてくれる滝。
北天をバックに大きな月虹を写し出すことが出来る稀な滝だ。尚、近くに通潤橋があるので訪れる人も多い。

感動度 ★★★★

月虹撮影済
鹿目の滝
(熊本県)
日本の滝百選



落差36m
柱状節理が見事な滝で、これほど整った滝は無いだろうと思う。
滝前は広くて居心地が良い。


感動度 ★★★
西椎屋の滝
(大分県)
日本の滝百選



落差83m
まだ学生だった頃にこの滝を見て、大迫力に圧倒され感動した記憶が残っている。
すぐ上にダムがあることさえ気にならなかった。


感動度 ★★★
福貴野の滝
(大分県)


落差60m
宇佐三瀑の中で唯一日本の滝百選から漏れた滝なのだが、唯一虹を見ることが出来る滝でもある。
二条で左が雄滝、右が雌滝と言われる。
百選滝の東椎屋の滝・西椎屋の滝と比べ、人の手があまり入っていないのが良い。

感動度 ★★★

月虹撮影済
震動の滝
(大分県)
日本の滝百選




落差83m(雄滝)
落差98m(雌滝)
九重夢大吊橋から右に雄滝、左に雌滝を同時に見ることが出来、水量が多い時であればその中間に子滝・孫滝を見ることもできる。
紅葉の時期が良さそうだ。

感動度 ★★★
ヒイバチの滝
(大分県)



落差60m
公称落差よりもずっと大きく感じた滝で、100m以上はあるのではないかと思った。
当初さほどの滝だと思っていなかったのでそれとのギャップでとても感動した。
水量が多いタイミングでドローンを飛ばしてみたいものだ。

感動度 ★★★
観音滝
(大分県)



落差78m
藤河内渓谷の観音滝。
片道100分の道のりの後、赤い一枚岩の上を流れ落ちる滝に出合う。
その岩肌がきれいで独特だ。

感動度 ★★★★
千尋の滝
(宮崎県)



落差推定80m
狭い渓谷を遡行していくと、突然開ける大きな空間。広い滝壺に高い滝。
遡行している途中にはとても予想できないそのギャップに大感動。居心地の良い空間を独り占めできる。

感動度 ★★★★
矢研の滝
(宮崎県)
日本の滝百選




落差73m、幅30m
尾鈴山瀑布群、九州最大と言われる滝で水量も文句なし。
虹を見ることも可能。
ただ近づくのは容易ではない

感動度 ★★★★


月虹撮影済
白滝
(宮崎県)



落差75m
尾鈴山欅谷登山道を2時間ほど。多くの美しい滝を眺めながら進んでいくと、最後に真打としてこの大きな滝に出合うことが出来る。

感動度 ★★★
祇園の滝
(宮崎県)



落差78m
三方を垂直な崖に囲まれた暗い空間。大水量の本滝の周囲からは伏流水が落ちているがそれが風圧で巻きあがる。
横向きになった岩の摂理も見事で美しい。
これほどの感動を覚えた滝は僅かしかない。

感動度 ★★★★★
曾木の滝
(鹿児島県)

落差12m、幅210m
日本に東洋のナイアガラと呼ばれる滝はたくさんあるが、その中でこの滝は一番幅が広くて一番迫力がある。
ただ、滝の一番奥が「悪魔の喉笛」に似ていることから、個人的にはむしろ「日本のイグアス」ではないかと思う。
ただ観光化は著しい。
上流にある橋は現在撤去され、やや環境は良くなった。

感動度 ★★★

月虹撮影済
千尋の滝
(鹿児島県)



落差60m
滝も高くて豪快だが、それよりも右岸にそびえる花崗岩の巨大な一枚岩がとにかく見事な滝だった。
その一枚岩のいたるところから水が浸みだして幾筋も見ることが出来た。

感動度 ★★★★
大川の滝
(鹿児島県)
日本の滝百選




落差88m
幅広で大水量で大迫力。
この日はとても近づけないほどで、レンズはあっという間に水滴だらけ。
水もきれいだ。

感動度 ★★★★







追記
 
私は他人から「これまでで一番良かった滝はどこですか?」と聞かれることがよくある。
そんな時、私は「祇園滝」「滑川大滝」の二瀑の名を出すことにしている。
この二瀑は私が初めて訪れたときに、想像以上の感動を与えてくれた滝だったからだ。

日本には実に多くの滝がある。大きさ・形・水量・周辺環境その他多種多様だ。
そういったなかで、感動を与えてくれる滝というのは人によってさまざまなのだが、自分なりに考えてみると、滝そのもの以外によるいくつかの決まったパターンがある。
 1)その滝に初めて訪れたときの感動がなんといっても一番大きくなる
 2)事前情報が少ない滝ほど感動は大きめになる
 3)逆に前評判が高い滝ほど感動は少なめになる
 4)観光化されているところでは感動は少なめになる
 5)苦労してたどり着いた滝ほど感動は大きめになる
 6)他に人がおらず独り占めできるような滝ほど感動は大きめになる
ということだ。

実際に、ここで選んだ滝の中で「日本の滝百選」に選ばれた滝は半分にも満たない。
「日本の滝百選」に選ばれたような滝にはたくさんの情報があり、観光化されていることも多く、訪れた際に「想像以上」の感動が生まれて来難いからだと思う。

私は滝のホームページを作ることで、なるべく多くの人に多くの滝に訪れてもらい、滝の良さを感じてもらい、さらに感動してもらいたいと思っているわけではあるけれど、逆に考えると、こういった滝の紹介を見て実際にその滝に訪れる人がいた場合、その人はおそらくそれだけ大きな期待を持って行かれることになるのだろうが、その事前情報によって逆に感動が薄れるということがあると、それは本末転倒で私にとって悲しいことだ。

また、滝好きにも様々なパターンがある
・滝そのものが好きな人
・滝の水飛沫が好きな人
・滝に至る道程が好きな人
・滝に接近しないと気が済まない人
・水の一生の一部として滝を捕らえる人
その他にもいろいろあるだろう。

そこで自分に当てはめて考えてみると、どうも私は単純に滝の見えている美しい風景が好きらしい。
引きの写真が多い傾向があるようで、意外に滝を離れて見るのが好きなのだ。
少し離れて見ればその滝の形が良くわかるし、周囲の環境の素晴らしさに目が行く事が多い。
あまり近づいてしまうと、水飛沫などの気持ち良さと引き換えに滝本来の状況はわからなくなるし、周辺環境やその特徴のことが薄れていく気もする。
もちろん迫力のある滝や高い滝に大いに魅力は感じるのだが、それと並行してその崖であったり滝壺であったり周辺の木々草花であったり苔であったり水の色であったり居心地であったり、そして虹であったり・・・・・
私にとっては滝のあるその場のシチュエーションも大切だ。

そういった中で今回、これまで私が訪れた約2500本の滝の中から個人的に深く心に残った滝たち77本を選んでみた。
もちろんここから漏れた滝の中にも感動した滝がたくさんあるし、ここにないからといって決して劣っているというものでもない。
さらに言えば、日本にはおそらく1万〜2万本の名前の付いた滝があるだろうから、それを考えると私がこれまで見た滝はまだその4分の1にも満たない。したがって今後も感動を与えてくれる新しい滝はどんどん増えてくるに違いないし、そうなることを願っている。


実は「My百選滝」を作ってほしいという要望からこのページを作ったわけではあるけれど、ここで選んだ滝たちはあくまで私が訪れたときに私の視線で見た私の感動した滝たちであって、「お勧めの滝」という意味とは少し異なる。
正直なところ、一般の人に向けて「私のお勧めの日本の滝百選はこれ」などと発表するのは、すべての日本の滝を見た訳でもない私には全くおこがましいし、申し訳ないけれど、そもそも何を基準に選べばいいのかの判断ができないので、結局こういう形にさせて頂いた。


尚、私は現在のところ西日本を中心に滝巡りをしているので、東日本の百選以外の滝は比較的少な目となっている。
そのあたりも一緒にご理解いただけたらありがたい