どうして流行るの?


先日、岡山の「商人」というラーメン屋に友達と一緒に行った。

 岡山ラーメン投票で1位。 
      http://www1.harenet.ne.jp/~sugi/ors/gakkai14.htm
 日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」では全国63位
      http://www.torasan.com/gurunai/gurunai.html
 岡山のKG-netでもTOPでの紹介
      http://www.kg-net.co.jp/ikoiko/special/noodle/okayama/

全国区の味ということで期待して岡山市まで出かけてきた。

「商人」は当日平日のお昼時ではあったものの、店の前には人の列が出来ていた。
「やっぱり人気店は違う!」と思い、内心待つ時間も快かった。

しかしだ、
実際に食べてみるとスープはドロドロでとても飲干せない。
まあ確かにダシは良く出ている。
チャーシューはトロトロですごく良く煮込んであって分厚い。
煮玉子はしっかり味がしみこんでいる。
でも、僕には味が濃すぎる。
食べた後も匂いが口から離れない。
胃がムカムカする。
肝臓が悪くなりそう。
「僕にはあわないや」と思って食べ終わって横を見たら、友達は麺もスープも残していた。
話をきくと全く僕と同じ意見。
「なんで???」という疑問がわいた。

考えてみると福山でもあまりおいしいという評判を聞かない「天下一品」も結構車が停まっている。
東京で食べた「青葉」のラーメンも僕には平均点以下だった。
とはいっても僕が普通じゃないとは思えない。
周りの話を聞いても僕と同じ意見をいう人が多いからだ。
これってどうして?
ちょっと考えてみた。
 
まずこれらのお店の共通点を考えてみた。


はじめ流考察


2つのお店があったとする。ここのラーメンの評価を100人の人にしてもらったとして
A店
まずい
10%
まあまあ旨い
80%
最高
10%
B店
まずい
60%
まあまあ
10%
最高
30%
結果がこうなったとしよう。
言うまでもなくA店は普通の店、B店は個性的な店だ。

1.もしもこの2店が田舎にあって、しかも2店しかラーメン屋がなかったとしよう。
   すると結果はA店が勝つ。
   B店に行きたくないという人が多いから当然だ。
   B店のラーメンが好きな人でも家族ではB店には行けず、行くときは一人でということになるだろう。

2.もしもこの2店が都会にあったとしよう。ラーメン屋はいたるところにある。
   B店は個性的ということだから数が少ない。
   するとどうか
   「最高」と考える人はその店に必ずまた来ようとするだろう。
   しかし「まあまあ」だと思った人は別にその店じゃなくてもいい。
   たくさんあるラーメン屋の中から「まあまあ」の店が選ばれる確率は低い。

これがB店に行列が出来る仕組みだ。
行列が出来る店は個性的だ。という理論に他ならない!!
だから都会の行列のできる店に行くと全く外れの確率が高くなるということになる。

もしかしてこんなこと当たり前だったりして・・・・(^^;)

まあ、とはいえ「最高」を探していろいろ行きたくなるのが人情というものだ・・・・

福山も人口が40万人を越え都会になり、飲食店もたくさんある。
個性のない店はこれからもどんどん衰退していくに違いない。