江戸開府四百年宝探し : はじめ流迷推理


ASAHIさんとネコバンが大宝を発見したと言うことで実名に直して記載しなおすことにします

第一の謎(箱)



天の箱と海の箱。いうまでもなく天海僧正になぞらえている。
これを解けている人は多いだろう。
まずこの2つの箱の黒い線の部分を切り取ったピースを作る。
天の箱からピースは14個。海の箱からピースは14個。合計28個のピース。
これを縦9×横12の四角になるようにジグソーパズルのように組み立てる。
リカの調査ファイルが最大のヒントとなるが、
色の付いたピースについては風水のように
 青−東(右)
 赤−南(下)
 黄−中央(やや上方)
 白−西(左)
 黒−北(上)
という位置に来る。
パズルを組み立てると、縦の列で字が全て正面に向くものが6列でき、これを読むことが出来る。



出来上がった平仮名54文字の文章だが

 みちそそぎきずきし
 ろあめうみまもるて
 らのまちひがしのみ
 やのきたのきたさら
 なるきたにまつられ
 しかみとはなのうた

となる
まさに言葉遊びともいえるもので漢字にすると

 道灌ぎ築き城
 天海守る寺の町
 東の宮の北の喜多(北)
 さらなる北に祭られし
 神と花の歌

ここから推測できる場所は都内にも数箇所あるが、川越市というのが正しい解答。
川越市には太田道灌が築いた川越城があり、天海がいた喜多院のある町だ
喜多院の北には成田山別院があり、そこには恵比寿天撫子が祭られている。
この恵比寿と撫子というキーワードが次の古文書を解く鍵となる。

第二の謎(古文書)



古文書はそのまま読むものだと思って大宝の位置を推理していたが、リカのヒントでそうではないことがわかった。
第一の謎で導き出されたキーワードを使って古文書を解読する必要がある。
逆に言うとこの古文書が解読できるものが第一の謎のキーワードだ。
このキーワードの文字(平仮名)は古文書の中に1文字ずつしかない。
キーワードを使ってこの古文書を解読すると3つの文章が出来る。

の黄金像を天海の命により社傍に隠
災禍あるを守る花江戸めぐる結界
封せり十五べんの花飾る厳島ひか
る各〃七十八の仏と四百二十二の仏の加護
くば都六ある災にて滅ぶ北浮の島示
たる馬のせん結ぶ花七福神の南の
たる花守る九尾の白狐代〃守り抜かん


これを並び替えると
る各〃の仏と四百二二の仏の加護
たる花尾の白狐代〃り抜かん
災禍ある花江戸めぐ結界
くば都災にて滅ぶ北の島示
封せりんの花飾る厳ひか
たる馬結ぶ花七福神南の
の黄金海の命により傍に隠
となる

つまり
 七守る六十の像
 八九守るべん天
 十守る浮島の社
である。
さらにリカのヒントでは7の位置に弁天があるということが示されている。

第三の謎(巻物)



さて箱と古文書の謎は間違いないと確信できるが、第三の謎は推測の域を出ない。
あくまで推理なのでそう思って読んでほしい。
まあ完璧にわかってたら僕が見つけに行ってる。^^;
巻物は漢字の読み替えが重要となる

図のようなものはヒントにあるように宝のある位置を示す地図だが
色が赤青黄緑紫の5色ある。
まず最後の文の「跡・気・星」は「赤・黄・青」と読み替える
ヒントの「史」は「紫」、「力」は「緑」のこと
疑問なのはその後に続く「針」と「鋸」だが、
全て音読みで読み替えていくのが正しいと考えている。
つまり
 跡は針、気星は鋸 → 赤は真、黄青は虚 と言う意味だと考える
 さらに緑も虚、紫は半分真ということになる
 この図から黄・青・緑を除いて地図を考えてみることにする。

次に「照成」だがこれも同様に音読みで読み替える。
 照→小、成→丈 と読み替え
 照成→小丈 と考えれば 小丈は唐の距離の単位で3mということになる。
それの「ひとつ半」の1.5倍の4.5mが黄金像からの距離だ

つまり図と古文書で場所を特定してそこの黄金像が向く方向にその距離の進めば宝がある。
場所と黄金像を特定すれば宝にたどり着くはずだ。
ただし、リカの言葉の中に照成のことを「箱のキーワードの時にもでてこなかったっけ」というのがある。
たしかに箱の解読文のなかに照成(てる・なる)があるがこれは音読みではない。これが疑問だ。
なんせこれまでリカは一度も間違ったことを言っていない

場所の特定

場所を特定するキーがいくつかある
まず巻物だが、江戸城もしくは洗足池を起点とする宝までの行程だと思っている。
そのなかで偽宝のあった洗足池がこの地図にどのような形で表されているかということだ。
洗足池はお宝までの中継点というリカのヒントがある。
ただし大きな疑問として洗足池をリカが見つけた理由がなんであるかと言うことがのこる。
この洗足池がわからないと巻物の図が成り立たないということになると、
リカがいないとこの宝探しは出来ないことになってしまう。
この部分については解説を期待したい。

次に古文書の数字だがリカの言葉を信じると方角ということになる。
さらにリカのヒントからは、江戸城が守りの起点であるはずだから、
江戸城から見て
7の方角を守る60の像、8と9の方角を守る弁天、10の方角を守る浮島の社
ということなのか?

リカが「10の場所には何があるのかしら」と言っているのは10の場所に宝があるのかどうか?
それとも7の場所にある60の像が宝を示す黄金像なのか?

黄金像は読み替えの必要は無いのかどうか?
このあたりがポイントだと考えている。

あ〜今回の予測はどうも見当はずれだったな
今回出張の合間を縫って2度東京の調査にいったんだけど、12月初めの時点で東京に行く機会がなくなっちゃってあきらめモードだったのがいけなかったかも(T^T)

BBSにも有ったけど、石神井公園なのかと思ってた。
黄金像は金の鞍伝説の殿塚でその北4.5mかと単純に考えてた。
反省の意味をこめて少し書いとこう
まず、数字の7,8・9,10の起点がそれぞて異なることを思いつかなかった
起点は江戸城だから、そこからの方角以外考えもしなかったことがまず第一の失敗。
よくみたら巻物からわかるじゃないか。といってもおそいけど
・・・
もうひとつがピンポイントの範囲の思い込み。
ピンポイントといえば有る程度狭い範囲だと信じ込んでた。前にもやった失敗。
たとえば「橋の下」とか「川沿い二条の筋」とか「土が見える地点」とか「五角形の石」とか・・・・
今回の問題、最後になってピンポイントは「黄金像向く先の宝、照成のひとつ半」になったから、黄金像から見える範囲ということで、黄金像のある公園としか最終的に考えていなかった。
川越市を探そうかと思ってた頃は、照成=東照宮→成田山としか考えてなかったのに情けない限り(T.T)
どっちも頭が固いとしか言いようがないや。
石頭はお宝ハンターにとって致命傷だ・・・・

次に生かさねば p(^^)g
しかしもしもこの二つがわかっていたとしてもチャンスはありそうになかったな
まず、等々力不動の黄金像は検索で引っかからないし、それを見つけたとしてもピンポイントが野毛町公園と言うだけでは見つけるのがすごく大変。
何日も探しに行かなきゃいけなかっただろうからもう不可能だ。3歩以上遅れてる。
これを見つけたASAHIさんとネコバンはほんとにすごい。
もう感心するしかないです。
大阪や名古屋からやってくるだけでもすごいのに、根性で見つけるんだからね。
ま、大宝ゲット4連覇するプロ集団みたいなもんだから、彼女たちにとっては当たり前なのかも。
チャンスがあったとしたら、彼女たち以外ではきっと地元のハンターさんたちだけだったろうなとおもう。
いや、ほんと脱帽。