吉備伝2解答編を読んで

7月22日、吉備伝2の解答編がアップされた。
ある意味予想通りの解答編だったのだが、疑問点を整理してみる。
この中で、これまで僕が投げかけてきた疑問についていくつかが明確になった。

1.幸綿無観音

  Search Water.Move Kannon.
というのが作者の意図だった。
「無」がMOVEとは正直まったく気がつかなかった。
この文はSearch Water と Move Kannon の二つに分かれているということだろう。
Moveに気がつかなかったのは僕の英語力のなさか、Move Kannonだと「観音を動かせ」になってしまうので違うと考えたからだ。
これで「観音に移動しろ」と訳さなければいけないとは思いもしなかった。
僕の予想は
第1本命  Search Water Birds! Come on!    水鳥を探せ
第2対抗  Search Water Books! Come on!   水の巻を探せ
第3中穴  Search Water Falls! Come on!     滝を探せ
この3つだった。
これが最後のポイントのヒントに違いないと考えていた。
Fallsを3番目にしたのは発音に少し無理があるかと思ったからで、滝好きの僕が一番に考えたのがFallsだった。
しかしいずれにせよ「観音」ではなく「Come on」であると考えていたわけで、「幸綿無観音」の5文字が英語の1文になることにこだわりすぎたと今から思うと反省している。


2.テンシヤニヨラレルハヤナキタル

 点者に選られるは柳多留
これが作者の意図だった。
前にも述べたように、僕は「天子(天皇)谷に寄られるは柳たる」だと考えていて、自乗の観音から久米南を余儀なくされ、「天使矢に因られるは柳樽」と変更していた。もともとこの文の不自然さについて感じていたものの「エンジェルと川柳の里久米南」というキャッチフレーズから自然に受け入れてしまっており、今から思えばお恥ずかしい限りである。
 作者の意図の「点者に選られる」という解答は将にきれいな文をなしており、非常に納得できる。点者という単語が出なかったのは僕のボキャブラリーのなさだと思って反省したい。


3.不明点

 a)エマンは結局誰だったんだ?歴史上の人物であるはずが
 b)エマン君と沙織が呼んだが実は女だった。女にする必要があったのか?
 c)どうして水にこだわる必要があったのか?
 d)安養寺・余慶寺・新庄と進んだことに意味があったのか?
 e)げんさんの壁の地図は結局まやかしなのか
 f)ゴーサマについては僕も調査して「私が護になるとき」は一致しても、
  「その水をもって」という一節にはどうしてもつながらなかった。
  解答編に書いてあると返って不自然に感じる


以上、僕の反省と意見をのべた。
もしも作者および製作関係者がこれを読んで気分を害されても気にしないで頂きたい。
全部「作者がいつも正しい」そう思って解いているので、我ながら負け犬の遠吠えだと思って書いている。
ああ、くやし〜